労災疾病等医学研究普及サイトのご案内 第2期「メンタルヘルス」分野について
第2期「メンタルヘルス」分野について
「今日はなんか仕事に行きたくないなあ…」などと、心がブルーになることはありませんか?心がブルーになると脳も“ブルー”になっているってご存知でしたか?
勤労者等のうつ病等の早期発見には、自覚症状の問診だけでは不十分であり、一般的に、精神変調、疾患に対しては、「生物的(バイオ)」、「心理的(サイコ)」、「社会的次元(ソシオ)」の3つの視点からのアプローチが必要です。
この研究では、バイオの視点から、抑うつと「脳血流の低下」「唾液中のホルモン値」「不眠スコア(Insomnia Score, IS)」との関連を明らかにしました。
これらの研究から、うつ病等の早期発見には、自覚的な「うつ」についての問診だけではなく、日常役割機能(身体・精神)、不眠(IS値)、唾液中のホルモン(コルチゾール/DHEA比)等に着眼することが有用であると考えられました。
詳細は、こちらをご覧ください。https://www.research.johas.go.jp/22_mental/thema02_index.html
なお、この研究については、研究代表者が執筆し、(公財)産業医学振興財団から出版されている「ココロブルーと脳ブルー」でも紹介されています。https://www.zsisz.or.jp/shop/book/2015/10/book0033.html
「脳ブルー」とは、脳の検査画像で、血流が滞っている部分が青く表示されることに由来します。