お知らせ

労災疾病等医学研究普及サイトの御案内「メンタルヘルス」について

うつ病等の精神疾患では、抑うつ気分等が改善した後も、認知機能(記憶、作業記憶、注意、処理速度、遂行機能等)が十分に回復するまでに時間を要することがあり、それがスムーズな職場復帰を妨げたり、十分なパフォーマンスを発揮できない要因になっているのではないかと言われます。また、精神疾患と診断されていない労働者の中にも、ストレスや加齢による認知機能障害を抱えている方がいます。

本研究では、疾患の有無に関わらず認知機能の検査を実施し、それが労働生産性と関連があるか検討を行い、関連があるとわかった場合は、該当する希望者に対し認知機能回復をサポートするトレーニングを行い、認知機能の改善及び労働生産性の向上に繋がるのかを検証します。

さらに、職場不適応に労働者の発達障害や社会認知機能障害等が影響している場合には、該当する希望者に対しその特性に合わせた環境調整や適応行動に関する助言を行います。

本研究は、精神科医と産業医が共同で行うことにより、精神科臨床で得られた知見を産業保健の予防領域へ応用しようとする、これまでにない試みです。

現在、企業に勤務する労働者で、研究への参加に同意した方を対象に、労働生産性や認知機能に係るフォローアップ結果について解析を行うとともに、希望者に実施した認知トレーニングの効果検証を行っています。

本研究の詳細については、「労災疾病等医学研究普及サイト」をご覧ください。

https://www.research.johas.go.jp/mental2018/index.html

 

ご相談・ご要望を受け付けています。

ご利用時間:午前8時30分~午後5時15分(土・日曜日・祝祭日、年末年始除く)

PAGE TOP