メールマガジンバックナンバー

こうちさんぽメールマガジン第30号

2009.6.1

トピックス

メンタルヘルス対策支援センター事業(厚生労働省委託事業)について

従業員の心の健康対策への取り組み方法がわからないという事業場の皆様へ メンタルヘルス対策に取り組もうとする事業場を支援します

メンタルヘルス対策支援センター(高知産業保健推進センター内に設置)では、本年度からは事業内容が拡充され、メンタルヘルス不調の予防から職場復帰支援まで、職場におけるメンタルヘルス対策についての総合支援窓口として、精神科医やカウンセラー等の専門家による相談対応、事業場に出向いての個別支援、メンタルヘルス対策に関する情報の提供などを行っています。お気軽にご利用ください。

相談窓口の設置

面談、電話、FAX、メールにより、メンタルヘルス不調の予防から職場復帰支援まで事業主や事業場のメンタルヘルス担当者、人事労務担当者などから寄せられる相談に、精神科医、カウンセラー等の専門家が対応し、抱える課題等の解決をお手伝いします。

例えば、事業場には、こんな内容について助言いたします。

  • 心の健康づくり計画はどのようにつくればよいか。
  • 職場復帰プログラムはどのようにつくればよいか。
  • 社内のメンタルヘルスに関する相談体制づくりについてはどのようにすればよいか。
  • メンタルヘルスに関して従業員に理解させるにはどうしたらよいか。
  • 社内スタッフや従業員への教育・研修はどうしたらよいか。

個別訪問による支援

事業場からの支援申し込みに応じ、専門家が事業場に出向いて、心の健康づくり計画の策定、事業場内体制の整備、労働者等へのメンタルヘルスについての啓発など、事業場が職場のメンタルヘルス対策の導入・実施を進め、改善するためのアドバイスを行います。
メンタルヘルス対策支援センターの提供するサービスは全て無料ですので、お気軽にご利用ください。
労働者や家族からの一時的な相談にも応じます。(ただし、当センターは医療機関ではありませんので、診療等を行うことはできません。必要によっては医療機関等の適切な機関をご紹介いたします。)

メンタルヘルス対策支援センター(高知産業保健推進センター内)

〒780-0870
高知市本町4丁目2番40号 ニッセイ高知ビル4階
TEL 088-826-6155(9:00~17:00)
FAX 088-826-6151(24時間受付)
Eメール info@kochisanpo.jp(24時間受付)
※現在、専用の電話・FAX・メールアドレスを準備中

厚生労働省動画チャンネル「職場のメンタルヘルス対策」

新型インフルエンザ対策関係

  1. 高知県発熱相談センター(24時間対応) TEL:088-823-9092
  2. 高知県 その他の発熱相談センター(平日8:30~17:30)
    安芸福祉保健所 TEL:0887-34-3175
    中央東福祉保健所 TEL:0887-53-3171
    中央西福祉保健所 TEL:0889-22-1240
    須崎福祉保健所 TEL:0889-42-1875
    幡多福祉保健所 TEL:0880-35-5979
    高知市保健所 TEL:088-822-0577
  3. 高知県 新型インフルエンザについて
  4. 厚生労働省
    新型インフルエンザ関連情報
    新型インフルエンザ対策本部による平成21年5月22日の「基本的対処方針」に関するQ&A

平成21年度全国安全週間実施要綱決定

厚生労働省

全国安全週間は本年で81回を迎え、7月1日から7月7日までを本週間、6月1日から6月30日までを準備期間としている。
労働災害の一層の減少を図るために、危険性又は有害性等の調査等の実施により、職場から機械設備、作業等による危険をなくしていくことや、職場生活全般を通じた各段階における安全教育の徹底を図るなどにより「労働者の安全と健康を優先する企業文化」である「安全文化」定着させることが不可欠であることから、本年度は、

「定着させよう「安全文化」つみ取ろう職場の危険」

をスローガンとして展開することとし、本週間を契機として、それぞれの職場において、労働災害防止の重要性について認識をさらに深め、安全活動の着実な実行を図ることを求めている。

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平成21年度全国安全週間説明会のご案内

労働基準協会

 平成21年度の全国安全週間説明会が各地区労働基準協会と各労働基準監督署の共催により下記のとおり開催されます。参加費用は無料で、参加事業場には安全週間「紙のぼり」と「週間用ポスター」のほか関係資料が無料で配布されます。

高知地区(高知労働基準協会 TEL 088-885-4300)

開会時間:いずれも13:30~

  • 6月9日(火)本山町プラチナセンター
  • 6月10日(水)高知県立紙産業技術センター(いの町)
  • 6月11日(木)奥物部ふれあいプラザ(大栃)
  • 6月12日(金)南国市農協会館(大埇)
  • 6月15日(月)高知電気ビル8階ホール

須崎地区(須崎労働基準協会 TEL 0889-42-3726)

開会時間:いずれも13:30~

  • 6月8日(月)越知町民会館
  • 6月9日(火)四万十町窪川四万十会館
  • 6月10日(水)須崎市立市民文化会館

四万十地区(四万十労働基準協会 TEL 0880-35-4563)

開会時間:いずれも13:30~

  • 6月9日(火)土佐清水商工会議所
  • 6月10日(水)高知はたJA会館
  • 6月11日(木)宿毛市総合社会福祉センター

安芸地区(安芸労働基準協会 TEL 0887-35-2132)

開会時間:いずれも13:30~

  • 6月8日(月)室戸市保健福祉センター
  • 6月9日(火)田野町ふれあいセンター
  • 6月10日(水)安芸市民会館
  • 6月11日(木)野市町ふれあいセンター

※お問い合わせは、各労働基準協会まで

第45回 高知県建設業労働災害防止大会

(建設業労働災害防止協会高知県支部主催、高知労働局・高知県後援)

  1. 日時 : 平成21年7月1日(水)13:30~
  2. 場所 : 高知県民文化ホール グリーンホール
  3. 内容 : 優良事業場及び優良従業員表彰式他
  4. 講演
    • 「墜落災害を防止するための安全・安心の足場を組み立てるために」
      建設業労働災害防止協会高知県支部
      低層住宅工事 技術相談員 森本 恒世 氏
      同     技術相談員 和田 義幸 氏
    • 「建設業労働安全衛生メネジメントシステムの構築により労働災害をゼロにするために」
      建設業労働災害防止協会 技術管理部
      建設業労働安全衛生マネジメントシステムトータルサービスセンター
      システム企画課長 藤丘 育生 氏

【お問い合わせ先】
建設業労働災害防止協会高知県支部  電話:088-822-0321

第45回 全国安全週間安芸地区大会

(安芸労働基準協会主催、安芸労働基準監督署後援)

  1. 日時 : 平成21年7月2日(木)12:30~
  2. 場所 : 田野町ふれあいセンター 大ホール
  3. 内容 : 優良事業場、優良従業員表彰式、特別講演他

【お問い合わせ先】
安芸労働基準協会  電話:0887-35-2132

第32回 須崎地区安全衛生大会

(須崎労働基準協会主催、須崎労働基準監督署後援)

  1. 日時 : 平成21年7月3日(金)12:50~
  2. 場所 : 須崎市立市民文化会館 大会議室
  3. 内容 : 優良事業場等表彰式、事例発表、特別講演他

【お問い合わせ先】
須崎労働基準協会  電話:0889-42-3726

高知県の労働災害の発生状況(平成21年)

高知労働局

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高知労働局によると平成21年(4月末現在)の県内の労働災害(休業4日以上)の発生状況は以下のとおりとなっている。

  1. 概況
    死傷災害については、249人で前年同期に比べて29人、10.4%減少している。
    死亡災害については、2人で、前年に比べて1人増加している。
  2. 死傷災害の発生状況
    • 製造業では、死傷者数は57人となっており、前年同期に比べて21人減少している。
    • 建設業では、死傷者数は43人となっており、前年同期に比べて17人減少している。
    • 運輸業では、死傷者数は20人となっており、前年同期に比べて7人減少している。
    • 林業では、死傷者数は37人となっており、前年同期に比べて2人増加している。
    • 第三次産業では、死傷者数は86人となっており、前年同期に比べて14人増加している。
  3. 死亡災害の発生状況
    • 業種別発生状況
      (ア)製造業では、死亡者数は1人となっており、前年に比べて1人増加している。
      (イ)建設業では、死亡者数は1人となっており、前年と同数となっている。
      (ウ)運輸業では、死亡者数はゼロとなっており、前年に同じ。
      (エ)林業では、死亡者数はゼロとなっており、前年に同じ。
      (オ)第三次産業では、死亡者数はゼロとなっており、前年に同じ。
    • 事故の型別発生状況
      事故の型別の死亡者数は「墜落・転落」、「転倒」のそれぞれ1人となっている。

【お問い合わせ先】
高知労働局労働基準部安全衛生課
各労働基準監督署

平成20年の定期監督等の実施結果

高知労働局

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平成20年における死亡災害・重大災害発生状況等について(全国)

厚生労働省

~平成20年の労働災害による死亡者数は過去最小の1,268人、重大災害は281件で、前年に比べて12件減少~

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熱中症の予防について

厚生労働省

~熱中症による死亡災害発生状況(平成19年分)~

熱中症の発生が心配な時期になりました!

厚生労働省では、毎年、職場における熱中症による死亡災害の発生が見られるこの時期に、全国で発生した職場における熱中症による死亡災害事例を紹介するともに、発生月、発生時間帯、被災者の年代等別にした発生件数を公表しています。職場における熱中症による死亡災害は、気温が高い7月から8月にかけて多く発生していますが、5、6月や9月にも発生する災害です。直射日光により高温環境となる屋外作業場所等では、熱中症予防対策の徹底を図りましょう。

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熱中症の予防対策におけるWBGTの活用について

改正労働安全衛生規則(足場関係)の施行に係る疑義照会について

厚生労働省

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改正次世代法育成支援対策推進法について

高知労働局

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相談員の窓

花粉対策用マスクと産業用防じんマスクの違い

労働衛生工学担当相談員 門田 義彦(門田労働衛生コンサルタント事務所 所長)

春になると花粉症で憂鬱になるという人がたくさんいます。今や花粉症は、多くの人がかかっており、日本の国民病といわれるまでになってしまいました。そのため、最近では、花粉対策用マスクの性能の進化が顕著になっています。けれども、こういった花粉対策用マスクを、防じんマスクとして労働の現場で使用することは絶対にしないでください。
確かに最近の花粉対策用マスクは、形も従来のガーゼ型から、顔面にフィットする立体型が登場して、たちまち一般的になりました。また花粉の捕集効率が99%を超える性能をうたう商品も販売されています。おまけに産業用防じんマスクに比べて、価格が安いという面もあります。しかし、産業用防じんマスクは、通常の花粉対策用マスクと比較して、はるかに性能がよいので、健康への高い配慮が求められる労働の現場では、花粉症対策用マスクを着用して仕事をしてはいけません。
産業用防じんマスクは「防じんマスクの国家検定規格」(平成12年労働省告示第88号)というたいへん厳しい規格に基づき製造されています。例えば、粉じんの捕集効率を試験するための粒子の大きさ(粒径)は、0.06~0.25µmと定められています。これは、一般的な花粉の大きさの10~30µmと比較して、非常に小さな粒子です。さらに、厚生労働省の委託を受けた産業安全技術協会は、毎年、産業用防じんマスクを販売店から何点か購入して、規格に定められた性能を備えているか試験をしています。こういった厳しい規格を満足したマスクのみが「検定合格標章」を貼付して、販売することを許されているのです。
産業用防じんマスクと花粉対策用マスクを実際に着用して、漏れ率を試験したデータがあります(田中茂 十文字学園女子人間生活部)。なお、漏れ率とは{マスク内の粉じん粒子数}÷{マスク外の粉じん粒子数}×100(%)で示したもので、数字が小さいほどマスク内部に粉じんの漏れ込みがなく、性能がよいことを示す指標です。この結果を見ると、花粉対策用マスクのうち、ほとんどのガーゼ型(平面)は100%、立体型のもので10~50%程度となっています。これに対し、産業用防じんマスクを正しく着用した場合は5%未満、トンネル掘削現場で最近使われるようになった電動ファン式防じんマスクでは1%未満となっています。このように、産業用防じんマスクは、実際に装着した場合でも花粉対策用マスクに比べて遥かに性能がよいのです。
以上のとおり、花粉対策用マスクも進歩していますが、その性能はまだまだ不十分ですので、労働現場での粉じん対策としては、絶対に使用しないでください。こういった現場では、必ず「国家検定合格標章」の貼付された防じんマスクを着用してください。
なお、産業用防じんマスクでは、その性能は捕集効率によって、85%以上、95%以上、99.9%以上と3段階に分かれています。また、使い捨て式と取り替え式、湿った粉じんに対して有効なものなど、さまざまな性能があり、それらは記号としてマスクにそれぞれ表示されています。現場の状況、粉じんの有害性に応じて、選択して使い分けるようにしてください。さらに、どんなに優秀なマスクも正しく装着しなければ、効果が全くありません。マスクについては、厚生労働省の通達「防じんマスクの選択、使用について(平成17年基発第0207006号)」が出されています。もしマスク等の保護具の選択や正しい使用方法について、わからないことがあれば、お気軽に当センターにご相談ください。

ご相談・ご要望を受け付けています。

ご利用時間:午前8時30分~午後5時15分(土・日曜日・祝祭日、年末年始除く)

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