こうちさんぽメールマガジン第42号
トピックス
労働安全衛生規則の一部を改正する省令及び労働安全衛生規則第四十四条第三項の規定に基づき厚生労働大臣が定める基準の一部を改正する件等の施行等について
厚生労働省
- 省令改正(平成22年4月1日施行)
- 定期健康診断における特例の廃止
- 労働者死傷病報告の改正
- 告示改正(平成22年4月1日適用)
- 定期健康診断における胸部エックス線検査及び喀痰検査の省略
- その他
「予防接種制度の見直しについて(第1次提言)」について
厚生労働省
2月19日に厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会において「予防接種制度の見直しについて(第1次提言)」が取りまとめられ公表された。(新型インフルエンザ対策推進室)
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平成21年度版「心の健康づくり事例集」について
厚生労働省
「心の健康づくり事例集~職場におけるメンタルヘルス対策~」を作成し、1月20日に公表した。この事例集は、平成19年労働者健康状況調査で心の健康問題に取り組んでいない事業場のうち、42.2%がその理由として「取り組み方がわからない」としている中、メンタルヘルスを先進的に行っている事業場の事例を知ることは重要であることから作成されたもの。メンタルヘルス対策を行う上で参考となる事例が掲載されています。
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第7回職場における受動喫煙防止対策に関する検討会資料
厚生労働省
荷役作業時の労働災害を防止しましょう~荷役作業時における墜落・転落災害防止のための安全マニュアル~
厚生労働省
荷役作業時における墜落・転落を防止するための安全な作業方法等について取りまとめられています。
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相談員の窓
5Sの勧め
労働衛生工学担当相談員 中西 淳一
5Sとは、整理(Seiri)・整頓(Seiton)・清掃(Seisou)・清潔(Seiketu)・躾(Situke)の頭文字Sを取ったもので、職場管理上、徹底されるべき行動・状態をレベル要素を加味して表現したスローガンです。
5S活動は、単に、企業の職場環境改善だけでなく、企業体質そのものを改革・革新する活動ですが、無災害職場の形成を通じて、安全性が確保されるという一面も有しています。そのため、5S活動を推進する企業は製造業にとどまらす、サービス業等多くの企業に広まっています。
そこで、今回は、5Sの定義と活動のねらい、活動のポイントをご紹介します。
- 整理
(1)定義
必要な物と、不要な物を区別し、不要な物を捨てる。
(2)活動のねらい
層別管理と発生源対策
(3)活動のポイント
1.不要品の一掃
2.汚れの発生源対策
3.必要、不要を判断するルール化 - 整頓
(1)定義
必要な物が、必要な時に、必要な量だけ取り出せるように、置き場や置き方を決め、表示を行う。
(2)活動のねらい
機能的保管と探すムダの排除
(3)活動のポイント
1.5W1Hに基づいた機能的保管
2.収納と取り出しの容易さ
3.すっきりとした職場と設備
4.探す行為を排除する改善 - 清掃
(1)定義
掃除をしてゴミや汚れのないきれいな状態にする。細部まで点検し、不具合や微欠陥を摘出し、排除する。
(2)活動のねらい
清掃点検と基本条件の整備
(3)活動のポイント
1.清掃点検の効率化改善
2.設備機能部位の基本条件整備
3.治工具の清掃点検 - 清潔
(1)定義
整理、整頓、清掃を徹底して繰り返し実行し、安全面、衛生面も含めてきれいな状態を維持する。さらに、事後3Sから予防3Sへ進化させる。
(2)活動のねらい
目で見る管理と3Sの仕事化
(3)活動のポイント
1.目で見る管理の工夫と徹底
2.異常の早期発見と早期アクション
3.維持管理のツールとしてのマニュアル化やカレンダー化 - 躾
(1)定義
決められた事を、決められた通りに実行できるように習慣づける。さらに、後工程で発生している問題を、自ら発掘し、解決する。
(2)活動のねらい
習慣づけと信頼性向上
(3)活動のポイント
1.伝承と訓練
2.一人一人の責任による自主行動
3.下流で発生している問題の自主解決
5Sは当たり前の事を当たり前に実行する事です。また、5Sには職場のモラルや管理レベルが反映されますので、習慣化し、定着させる事が大切です。最後に、5Sを成功させるためには、全員参加と率先垂範が重要です。まだ5S活動を導入されていない職場の方は、是非、5S活動に取り組んでみてください。
参考文献:実践5Sの進め方(日本プラントメンテナンス協会)
相談・問い合わせQ&A
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各相談員の勤務日は決まっていますが、勤務日以外でもご相談をお受けいたします。
それでは、実際に寄せられたご相談を紹介します。
Q: | メンタルヘルス対策に関する事例は出ていないが、予め復帰支援システムを作っておきたいと考えているが、雛形はないか。 |
A: | 当センター相談員(メンタルヘルス対策相談員)が、当センター開催の研修会にて使用した資料を提供し説明した。 また、メンタルヘルスに限らず健康全般についての健康管理(衛生管理)担当部局(担当者)と職員との接触の重要性等について説明した。 |
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