こうちさんぽメールマガジン第60号
2011.4.1
トピックス
このたびの東北地方太平洋沖地震で亡くなられた皆様のご冥福を心からお祈り申し上げるとともに、ご遺族の皆様にお悔やみ申し上げます。併せて被災された皆様にお見舞い申し上げます。
平成23年東北地方太平洋沖地震に関連する健康相談利用者の範囲の拡大
地震関連情報のお知らせ
- 被災地での健康を守るために/厚生労働省
- 原子力災害発生時の住民としての対応/経済産業省原子力安全・保安院
- 放射線医学総合研究所
- 東北地方太平洋沖地震における対応について/労働者健康福祉機構
- 職場における災害時のこころのケアマニュアル
産業保健関係者の皆様はこちらをご活用ください
アスベスト全面禁止
製造等の禁止が猶予されていた石綿含有の3製品が平成23年3月1日以降、全面禁止となりました。
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労働安全衛生法施行令の一部を改正する政令及び労働安全衛生規則等の一部を改正する省令の施行について(酸化プロピレン等に係る健康障害防止対策等)の周知について
酸化プロピレン、1,1-ジメチルヒドラジン、1,4-ジクロロ-2-ブテン及び1,3-プロパンスルトンに係る労働者の健康障害防止対策を強化すること等を目的として、「労働安全衛生法施行令等の一部を改正する政令」(平成23年政令第4号)及び「労働安全衛生規則等の一部を改正する省令」(平成23年厚生労働省令第5号)が平成23年1月14日に公布されました。これら改正政省令は、平成23年4月1日から施行・適用されます。一部の規定については、施行後も一定期間猶予されます。
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※詳しくは→ 詳細を表示
相談員の窓
大災害時のストレス反応
メンタルヘルス担当相談員 伊藤 高
3月11日に発生した東日本大震災の光景をニュースで見て、ショックを受けられた方も多いかと思います。大きな揺れに見舞われた後身動きせず呆然と立ち尽くし、そのまま襲ってくる津波に飲み込まれてしまった人の姿も。では、どうして大きな危険が迫っているのに、彼らは逃げなかったのでしょうか?
人生において例外的な異常な出来事、例えば今回のような重大な自然災害や事故、戦闘やテロ、誘拐や暴行、強姦、変死体の目撃、眼前での肉親との死別、自宅の火災の目撃などのストレスにさらされると、急性ストレス反応を起こしてしまうことがあります。通常はストレスの衝撃から数時間で出現し、数日までに自然に回復します。
このような状態になると、まず(1)感情の麻痺、(2)現実感の喪失、(3)周囲からの刺激が理解できない、(4)今いる場所や時間がわからなくなるなどの初期症状として、認められます。たぶん、大地震の大きな揺れに動転した人々の中には、今自分がおかれている状況を理解できず、周囲の「津波が来る!逃げろ!」という言葉にも反応できなくなっていた可能性があります。
少し時間が経つと(1)引きこもりや(2)イライラと過活動が出てきます。中にはパニック発作を起こされる方も出てきます。これらの症状を起こしていた時期のことを、少しあるいは全く覚えていないこともあると言われます。対応としては、特に引きこもっておられる方には黙って付き添ってあげること。無理に話を聞き出そうとしないことも大切です。
いつか南海大地震を迎えるかもしれない我々にとって、他人事でない心理反応なのです。
メンタルヘルス対策支援センター事業のご案内
厚生労働省委託事業
【お問合わせ先】
メンタルヘルス対策支援センター(当センター内)
〒780-0870 高知市本町4-1-8 高知フコク生命ビル7階
TEL・FAX:088-855-3061(メンタルヘルス対策支援センター専用)
Eメール:mental@kochisanpo.jp(同上)
相談予約の変更について
産業保健に係る相談業務の取り扱いが4月から変わりますのでよろしくお願いします。
相談業務については、本年度まで実施してきた待機方式の窓口相談に代わり、事前予約方式による面談相談を実施することとしましたので、面談相談を希望される方は、事前に当推進センターまで電話等で予約下さるようお願いします。
また、今までの電話、メール、FAX等での相談や実地相談も受け付けておりますのでご活用下さるようお願いします。
産業保健に関する質問であれば、どんな事でも構いません。お気軽にお問い合わせください。
相談料は無料です。
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貸出図書・DVD・機器のご案内(貸出:無料)
図書・DVD(センター実施研修会)・研修会等用機器(作業環境測定用・研修用)を無料で貸し出しています。
なお、作業環境測定用機器については、精度管理を実施していませんので、測定された数値は保障できませんのでご了承ください。
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